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40歳以上は生活習慣病になりやすい?

40歳以上は、生活習慣病に注意と言われています。

なんで40歳以上なんでしょうか?

それは40歳以上になるとよく理解できるようになります。

人間にとって知識があるのはとても重要なんですが、実際に経験しないとその知識が腑に落ちないことも多いものです。

たしかに40歳以上になると、あまり自覚症状はないですが、検診で血圧が高いと指摘されたり、コレステロールや血糖値が高いと言われることが多くなります。
高血圧と脂質異常症と糖尿病が、生活習慣病の代表です。

人間の寿命が延びた要因は幾つかありますが、この生活習慣病がうまくコントロールされるようになったのも寿命が延びた要因の1つです。

この3つの病気を放置すると、動脈硬化が生理的な老化以上の速さで進行して、その結果血管が詰まることがあります。

血管が詰まって死ぬことがあるのが、心臓と脳です。

他の臓器の血管が詰まっても、すぐに死ぬことはあまりありません。
例えばEDは、動脈硬化の最初のサインと言われていますが、EDで死ぬことはあまりないのです。

高血圧と脂質異常症と糖尿病のなりやすさには、結構遺伝や家族で受け継がれる生活習慣に影響されることが多いです。
ですから、父母や祖父母が脳卒中とか心筋梗塞とかで死んでいたら、遺伝や生活習慣的に生活習慣病になりやすい可能性が高くなります。

その場合、検診で異常を指摘されたら早めに治療を開始しましょう。

人間は動物です。

意志や努力で遺伝に勝つのはとても難しいです。

具体的には、医者からもらう薬を飲んで、医者の指導に耳を傾けましょう。

でもこの薬と指導は、現在一番良いとされている情報ですが、将来にわたり絶対に正しいというわけではありません。
情報は変わりますので、70%~80%くらいは、かかりつけ医を信用して、20%〜30%くらいは疑ってかかり、自分でも情報を得る努力をしましょう。

最後に医者からもらう薬を飲んで、医者の指導に耳を傾けていても進行がんになってしまっては、また寿命が短くなってしまいます。

年1回のがん検診をぜひ受けましょう。

 

フェムゾーンラボ/フェムゾーンを中心としたヘルスケアサイト より引用

2021.12.8 関口由紀医師