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骨盤臓器脱の手術を受けた後に尿漏れがひどくなる状況はなぜおこる

骨盤臓器脱の手術を受けた後に尿漏れがひどくなることがあります。

 

尿道の状態

 

手術前は下がった膀胱や子宮が尿道を後ろから圧迫して、尿を漏れにくくしていたため、尿漏れが潜在化していたことがあります。

手術により膀胱や子宮が元の位置に戻ると、尿道への圧迫が解除されて、尿漏れが出現することがあります。

 

肥満

 

肥満の人は、そのぶん腹圧が尿道にかかりやすいため、術後に尿漏れが起こりやすいです。

ダイエットにより体重を減らすことで、尿漏れの症状が改善することがあります。

 

重度の骨盤臓器脱

 

重度の骨盤臓器脱の人も、術後に尿漏れが起こりやすい傾向があります。

子宮や膀胱が脱出したり戻ったりを繰り返して、尿道がダメージを受けるため

、尿道の締まりがゆるくなってしまうことがあります。

 

 

これらの症状が出現した場合

 

まずは骨盤底筋体操を始めてみることが推奨されます。

これだけで改善してくる人が多いです。

骨盤底筋体操で尿漏れが改善しない場合には、レーザー治療や再手術を考慮することもあります。

 

女性医療クリニックLUNAネクストステージの女性泌尿器科で、軽度~重度まで、専門的に様々な治療ができます。

専任の骨盤底理学療法士の指導をご希望される際にも、先ず女性泌尿器科をご受診ください。

 

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2024.7.6
中村綾子医師