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生理の痛みを自分なりに把握して早めに対応しよう

痛みの大きさの評価には、
以下の3つのスケールが現在用いられています。

例えば数値評価スケールで生理痛を評価するとすれば、想像できる最大の痛みを10とした場合、“今日の生理痛の痛みの大きさはどのくらいですか?”という形で使います。

そして“今日はとても痛いので、9です。”

とか

“今日は比較的痛みが軽いので、3です。”

とか答えてもらいます。

今の自分の生理痛が、7〜8以上ならばすぐクリニックを受診したほうがいいでしょう。
そして生理痛の医学的治療を開始しましょう。

4〜6ならば、すぐ痛み止めを飲んだほうがいいでしょう。

1〜3ならば、下腹部の保温をしたり軽い運動をしたりして過ごしてもいいでしょう。

痛みというのは不思議な感覚です。
強い痛みをがまんしていると、脳の視床下部がおかしくなって、痛みの原因がないのに痛いという“慢性疼痛症”になってしまうことがあります。

ですから痛い時は、早めに痛み止めを飲んだり、温めたり、休養したりする痛みを軽くする努力が必要です。

しかし、慢性疼痛症になってしまった場合は、痛みが完全になくなるまで薬をたくさん飲んでしまおうとか、動かないでジッとしていようとすると痛みがそれ以上よくならないことがあります。

痛みの大きさが、1〜3くらいのレベルになったら、痛み止めはそれ以上増やさないで、身体を温めて、さらにウォーキングやジョギング、エアロビクスやダンスなどの運動をしたほうが、セロトニンなどの痛みを緩和する脳内ホルモンの分泌がよくなり痛みが軽くなります。