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尿もれの治療法

症状

 

自分の意思と関係なく尿が漏れてしまう腹圧性尿失禁や切迫性尿失禁など

 

診察内容

 

問診、検査、内診などで尿失禁の原因を調べ、内服治療や骨盤底筋トレーニング・磁気療法などの理学療法、TFS手術、ボツリヌス療法などを行います。

 

治療方法

 

🔹内服治療
「腹圧性尿失禁」は尿道括約筋を締める作用のβ2受容体刺激薬を、「切迫性尿失禁」は尿意を抑える作用の抗コリン薬や、膀胱を拡げる作用のβ3受容体刺激薬などを処方します。

🔹骨盤底リハビリテーション
医師の指示のもと、女性の理学療法士が骨盤底筋を鍛えるトレーニングを個別指導します。
月に1~2回の頻度で、通常3~4回受診いただきます。

🔹ボツリヌス療法(ボツリヌス毒素膀胱壁内注射療法)
膀胱の筋肉にボツリヌス毒素(ボトックス)を注射します。
難治性の症例に対して行われます。
注射は局所麻酔下に行われ注射時間は10分程度です。

🔹TFS手術(Tissuse Fixation System)
中等度以上の腹圧性尿失禁に対して行われます。
中部尿道に径7mmのポリプピレン製のテープを留置します。
当院では日帰りで行っています。

🔹インティマレーザー治療
YAGレーザーで腟内にあてることが粘膜の温度は60℃まで上昇し、この温度はコラーゲンファイバーを刺激しコラーゲンの新生を行います。その結果、

粘膜・腟壁の厚みが増え、腟のゆるみや尿失禁などの症状を改善します。

 

 

腟のゆるみや尿失禁には骨盤底筋トレーニングや手術などが行われています。骨盤底筋トレーニングで効果が不十分な方やより一層の効果を期待される方には

インティマレーザーはよい適応です。また、手術は効果が非常に高いのですが、合併症やダウンタイムの問題があります。

インティマレーザーはより安全にダウンタイムをきにすることなくできる治療です。

 

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2024.3.19
中村綾子医師