-->

令和元年11月に女性性機能外来を開設して・・・  ー女性性機能外来ー

突然ですが、最近、婚活を再開しました(笑)

路頭に迷い、心底不安と焦りに苛まれ困っていたところ、私の心の光となってくれたのは、結婚相談所のブログでした。

人が不安や焦りを感じる状況のひとつに、今何をしたらいいかわからない、何が正しい情報なのか、何が正しい方法なのか、何をすればこの状況を脱せるのか、それが「わからない」状況があると思います。

そんなたくさんの人の為に、私も情報を発信しなくちゃな!と思いました。

頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和元年11月に女性性機能外来を開設させていただき、2年の1月から3月は仕事で大島にいたため休診。本格的に再開した4月からもうすぐ1年が経とうとしています。この間私の外来を受診してくださった方は60人以上。うち、最も多い挿入障害の訴えの方は40人以上でした。約2/3が挿入障害の方だったんですね。

海外の論文では、100人の女性がいたら一人は挿入障害(原因にもよります。ものによっては15%というものもありますがそれはさすがに多いかな…)とあります。結構多くないですか?

 

挿入障害の方は、誰にも相談できず、一人で困っている方がほとんど。

「みんなできるのに私だけおかしい」「こんなこと誰にも相談できない」「婦人科に行ったけど、原因はわからないといわれてしまった」「その内できるようになると思ってたけど…」

私の外来にいらして、やっと話せる場所を見つけた…と涙する方もたくさんいらっしゃいます。

 

患者さんの中には、旦那さんと性行為ができない、子度が作れないことを悩みすぎてノイローゼになってしまい、ほかのことが手につかず、仕事も辞めてしまった、なんて方もいました。

この方は、診察が嫌すぎて、診察をtryしたのは初診時のみ。しかも、手を払いのけられてしまい、結局、一回も触れさせてくれませんでした(笑)。が、診察が嫌すぎて、ご自分でおうちでのトレーニングを頑張り、3ヶ月で旦那さんと性行為ができるようになりました。

 

方法さえわかれば、頑張れる、という方にはトレーニングはもってこいかもしれません。

 

治療は挿入障害の状況や程度、その方の希望や生活スタイルに合わせて、診察室や自宅でのトレーニング、リハビリテーション、カウンセリング、手術などを組み合わせて行っていきます。

 

治療は簡単ではありませんが、是非、一度ご相談にいらしてください。診察は嫌でも、お話していただくだけでも、大きな一歩です。一緒にご自身に合った解決方法を考えてみましょう!

 

 

婦人科はこちら

セックスに関する悩み

セックスの痛み

2021.4.10
村田佳菜子医師