乳腺・甲状腺外科・診療内容

乳腺・甲状腺外科 乳腺外来 

現在、日本での乳がんの発生は、20人に一人と言われており,しかも年々増加傾向にあります。乳がんは、世界的にみると、検診をきちんと受けていれば、早期発見・治療ができ、怖い病気ではありません。
しかし、日本では検診の受診率がなかなか上がらず、早期発見ができず、治療が困難になるケースもまだまだあります。
検診が大切なのは、もっともですが、なんとなく気になる症状があるのに、そのままにしている方も意外とたくさん存在します。その理由には、なんとなく気恥ずかしいのが一番ですが、対応する診療科が良く分からないという事もあります。実際、LUNAを開業してからずっと、今でも、婦人科の外来に乳房の気になる症状を訴えに来る患者さまがおられます。
本来、乳房に関しては、婦人科ではなく、乳腺外来、乳腺外来のない病院では、外科が診るのが普通です。
分かりにくい! そんな声にお答えして、2010年11月に乳腺・甲状腺外来をスタート致しました。(現在、担当検査技師は女性ですが、担当専門医師は男性です。)
image 乳腺外来で扱う疾患は、乳房に関する様々な症状全般(しこり・分泌物・痛みなど)です。
また、甲状腺のしこり(腫瘤・腫瘍など)に関しても扱います。 甲状腺に関しては、一般的には、甲状腺ホルモンなどの機能に関する外来と考えられがちですが、外科系の外来ですので、“しこり”に特化した外来です。甲状腺のしこりや腫瘤の診かたは、他の臓器とは大きく異なるので、甲状腺を専門に勉強した経歴がないと適切な治療はできないとまで言われています。

乳腺嚢胞

乳管が袋状に膨らんで、中に液体がたまった状態です。
特に生理の前にしこりができ、生理が始まると小さくなることもあります。嚢胞であれば安心。
特に症状がひどくなければ、治療の必要はありません。大きな嚢胞で痛みがあったり、しこりが気になる場合は、中の液体を吸い取って小さくすることもあります。
サイズや形が変化しないか、定期的に検査をお受けください。

良性石灰化

乳腺組織の石灰化(正常な範囲の組織変化)です。
マンモグラフィーで石灰化の形や広がる範囲から、良性か精密検査が必要になるかを判断します。
良性の場合は、年1回の定期検査をお勧めします。

乳管拡張

乳腺の病気の中で、最も多い良性の症状です。
生理前に乳腺が硬く腫れ、痛みを強くみとめることもありますが、生理が始まると小さくなることもあり、痛みも徐々に和らいでいきます。
また、しこりのように感じるこのもあります。基本的には、経過観察や定期検査で問題ありません。

高濃度乳腺

乳腺の密度が高いため、マンモグラフィーでは正常乳腺が真っ白な厚い影として写っている状態です。
病的意義はありません。
乳腺超音波検査と併せての定期検査をお勧めします。

繊維腺腫

10代から30代にできる良性の腫瘍(しこり)です。しこりを触るとかたくて、クリクリとよく動くのが特徴です。
良性のしこりでもサイズが変化することもありますので、定期検査をお受けください。
しこりが小さいときは、時に治療の必要はありませんが、しこりが急に大きくなったり、痛みなどの症状が強い時には、早めの受診をお勧めします。

葉状腫瘍

繊維腺腫とよく似た、若い世代に多い、良性の腫瘍です。しこりが急に大きくなることが特徴です。
基本的に、良性の腫瘍ですが、中には悪性のこともあります。
大きくなるため、葉状腫瘍と診断された場合は、手術で切除する必要があります。