自由診療

TFSによる体に優しい日帰り骨盤臓器脱(子宮脱)手術

当院では、骨盤内臓器脱手術も日帰りで対応しています。
子宮の摘出をせず、広範囲なメッシュシート補強による自然な動きの妨げにもならない、画期的なTFS手術で対応します。
骨盤底を臓器の支持と排泄機能という重要な二つの機能をつかさどる、“動く臓器”と考え、骨盤底の動きの重要な視点を専用のテープで補強し、臓器の支持とともに、骨盤底のスムーズな動きを回復させようとする方法です。
TFS手術は、尿失禁手術のみ適応されるわけではありません。骨盤臓器脱(子宮脱)の手術もこのTFSで、日帰り手術が行えるのです。
骨盤臓器脱手術に関しては、現在日本では、3つの系統の手術が並存して行われています。

1つ目は、昔からある子宮を取って、膣前壁と膣後壁を縫い縮める手術です。この手術は、1週間前後の入院期間が必要で、子宮を取るため、骨盤内の血のめぐりが悪くなるため、2-3割が再発し、膣が裏返しになって出てくる、膣脱となっていました。
2つ目は、最近女性泌尿器科を標榜する施設では、TVM手術という手術が行われるようになりました。
image TVM(TENSION FREE VAGINAL MESH)は、ポリプロピレン素材メッシュでも、テープではなく「シート」という広い面で膀胱や子宮を支えよう、という発想の手術です。一般的に、子宮摘出もしなくてすみます。

欧米では、専用キットが販売されていますが、日本ではこのキットが保険適応される見込みがないため、日本の医師は、型紙を使用して、ポリプロピレンメッシュシートを専用キットと同様な形に切り抜いて使用して、保険適応にしています。日本のTVM手術の場合、専用キットを使用していませんので、手術する医者の経験と技術で、その手術成績が大きく違う可能性があります。

その他TVM手術の問題としては、現在日本では伸縮性のあるポリプロピレンシートを手術に使用しているため手術後シートが縮んでしまい症状が再発することがあるなどです。さらにこうした手術に用いられるポリプロピレンは生体適合性のよい素材ですが100人に1-5人くらいの割合で、このポリプロピレンを異物として認識してしまう人がいいます
この反応はポリプロピレン素材の量に比例して多くなりますので、シートによる補強では、異物反応の出る確率は5~10%という報告もあります。さらにTVM手術には、膀胱や子宮などの活発に収縮・弛緩する臓器の動きを、骨盤底を広範に覆ったメッシュシートが、妨げてしまう心配も指摘されています。

3つ目として考えられ、TVM手術の欠点を補うのが、TFS(TISSUE FIXSATION SYSTEM)手術です。骨盤底を、臓器の支持と排泄機能の2つの重要な機能をつかさどる、動く“臓器”と考え、骨盤底の動きの重要な支点をテープで補強して、臓器の支持とともに、骨盤底のスムーズな動きを回復させようとする方法です。

つまり尿失禁と骨盤臓器脱という全ての骨盤底の病気がTFSのみで治療可能なのです。LUNAでの骨盤臓器脱手術は日帰りで90分程度です。手術費用は、テープを多く使用するので尿失禁手術より高めとなります。