コラム

ホクロ除去

image ほくろは医学的には色素性母斑というもので色素をもつ母斑細胞が皮膚の深部に存在するものです。

治療には皮膚を蒸散させるタイプの炭酸ガスレーザーというものを使います。治療は10~20分と短時間で、治療後から、洗顔、入浴、化粧などは日常どおり行うことができます。レーザー照射には痛みを伴いますが、冷却や局所麻酔の注射を行い、疼痛を最小限に抑えることができます。
局所麻酔の注射自体にも痛みは伴いますが、注射後は無痛で治療を受けていただくことができます。

また、一度の治療でほくろの隆起は平坦となり、色もかなり目立たなくなります。手軽ですぐに効果を実感できるため長年化粧で隠すことができないほくろや大きく隆起したほくろでお悩みであった方には満足度の高い治療といえると思います。

しかし、炭酸ガスレーザーによる治療には欠点もあります。ほくろは、皮膚の深いところに原因となる細胞があるために、レーザー治療には限界があり、再発の可能性があります。
また、皮膚を蒸散させてしまうため、病理検査を行うことができません。急速に大きくなったり、出血を伴うものなどはもちろん、最近出現して形が不整なものなどは、悪性度の高い腫瘍である場合もありますので手術をお勧めします。

そのため詳しく問診、診察をさせていただいた上で治療の方針を決めることになります。
少しでも不安な点がある場合は切除をして病理検査に出すことをお勧めします。また、傷痕があかく、みみずばれのようになりやすい体質(ケロイド体質)の方は治療をお勧めしないことがあります。


炭酸ガスレーザーによるほくろの治療の一般的な経過は次のようになります。レーザー照射直後より、治療部位以外の洗顔、お化粧は通常通りすることができます。
治療部位には1週間程度軟膏を塗布するか、傷の治りを良くする保護パッドを貼っていただきます。軟膏を塗布した場合には、テープで保護していただくか、その上から日焼け止めをしていただき、化粧することが可能です。傷はえぐれたクレーターのようになっていますが、1週間程度で皮膚が新生し徐々に目立たなくなります。しばらく赤みが残りますが(1から3ヶ月)この間は色素沈着になりやすい為、日焼け止めやテープなどで紫外線を防御していただくことになります。ご旅行やお仕事で強い紫外線を浴びる予定のある方は事前にご相談下さい。

レーザー治療は自費診療になりますので、事前に丁寧な問診による的確な診断と詳細な治療に関する説明をさせていただいた上で患者様に十分にご納得いただいてから治療することを何よりも心がけています。

まずは受診してご相談下さい。

LUNA骨盤底トータルサポートクリニック 皮膚科 泉佳菜子医師