関口理事長コラム

QOL疾患

image QOL疾患とは、放置しても死ぬことはないが、生活の質がとても落ちる病気のことです。
以前は、放置すると死ぬ病気(癌、脳血管障害、心臓病など)などに比べると、一段低くみられていたQOL疾患ですが、先進国では人間が長生きするようになって、高齢化によるQOL疾患が増加し、衣食住が足りていればいいという時代から、豊かな人生を送りたいと人々が望むようになったため注目されるようになりました。さらにそれまでは検査値の改善などがなければ、治療効果が測れなかった時代から、自覚症状の改善を、統計的に処理することで治療効果を数学的に測定できるようになったため、医師もがぜんやる気になったのです。ですからQOL疾患では、時々問診票を用いて病状を評価します。
この問診票は、統計学的に処理された国際的な問診票です。 
QOL疾患を放置すると、仕事や家事、余暇の過ごし方などに悪い影響を与えます。例えば仕事や家事に対する意欲が低下したり、余暇を過ごすための外出をしたくなくなって、鬱状態になってしまったりすることがあります。
早めに自分の生活の質が、その疾患によって低下していることを自覚し、治療を開始することが、人生を楽しく過ごすためには重要です。